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俺は本当は下品の味方じゃないのかもしれない。 [文化]

「下品大好き」「下品の味方」と事あるごとに叫び続けて幾十年な俺だが、「本当は下品の味方じゃないんじゃないか?」と不安になる時がある。

「サブカル気取って『下品好き』って言ってるだけで、本当はきらいなんじゃないの?」

一番言われたくない言葉だが、あることを指摘されると反論できなくなる。つらい。

TVタレントの中には下品や下ネタを売りにしている人も多いが、別に下品を売りにしているわけじゃなく、下ネタもそうは言わないけど極めて下品!存在そのものが下品だから別にシモネタとか言わなくても十分下品。下品オーラが爆発!というタイプがいる。


具体的に言えばヒロミである。そして昔の話をすればクワマンである。


別にシモネタとかガンガン言うわけじゃない。だから何で彼らが下品なのかはっきり言って言葉でうまく説明することは難しい。存在そのものが下品だから容姿からやることなすこと全部下品な印象しか与えない、としか言えない。

そんな下品のプロフェッショナル、下品の王様を俺は大好きか?といえば嫌いである。それで「人一倍下品好き」って自認できるのか?自認していいのか?自信を大いに失う。


先の24時間TVでは、千葉の僻地の寂れた駅を一生懸命改装して、地元の子供たちに大喜びされ本人もスタジオの出演者たちも涙を流すシーンがあったという。これが他のタレントなら「ふーん、感動ね(どうでもいいや)」で済ますシーンだが、ヒロミがやったときいて「うわっさぞかし下品なんだろうなー」という印象に一変する。感動が下品に変貌する一瞬。まあ、見てないから想像だけど。


俺はTVをよく観る時期と全く観ない時期が交互に来て、今は見てない時期に相当する。逆に5年〜7年前はよく観てた。このよく観てない時期こそがヒロミがなぜかタレント活動から離れていた時期であり、俺がTVから離れたら復活した。今はすごく出てるようだ(偶然点いてるテレビに遭遇するとよく出てる)。俺って運がいいなー。


「存在自体が下品」という本物の下品に会うと引いてしまう俺。修行がたりないのかなー。それとも心の底では下品を憎んでるのかなー。じゃあ俺の「下品の味方」は欺瞞なのか?


下品なら何でも好きなわけじゃなく、いい下品と悪い下品があるのだ、という言い逃れも一瞬脳裏をかすめる。だが、それは一番言っちゃダメなことのような気がする。某コラムニストが掲げた「悪趣味の良趣味」という言葉のイヤミさに近づくからだ。良下品?そんな選別あってはならない。俺が一番憎む「悪趣味のステイタス化を目論んでる人々」に近づいてしまうのだ。


困ったなー。

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