ローリエvsスゴレン [雑感]
ローリエというスイーツ女子向けサイトがある。
男子が大喜びする「女子の甘え方」という記事
http://www.excite.co.jp/News/laurier/howto/E1456714862206.html
気になるアイツにモーションかけたい女性の皆様、どんな甘え方が効果的なのでしょうか…
(答)肩に頭を乗せてくる
え?好きな女性にこれやられたら確かに嬉しいけど…つきあってもないのにこれやるの?ビックリするんだけど。怖いんだけど。あ、すでに付き合ってる男女の話なのかな?だとしたら、これ、情報価値あるの?つきあってて、肩に頭乗せられて「可愛いなあ、こいつ」と思ったとして、この記事読んでのことだと発覚した時…恐怖しかないんだけど。
どっちにしても怖いんだけど。
答は他にも紹介されている。見てみよう。
(答)「会いたい」
はいはい。確かにその通りですね。好きな子からは「会いたい」って言われたいですね…
なんだこれ。真っ先に思いついてベタすぎて真っ先に除外するような答を乗っけて、なんなんだ?
さぞかし頭空っぽの遊んでます遊びまくりすぎて何もまともなこと考えられなくなりました風のギャルが書いてるのかと思ったら…
http://profile.ameba.jp/hitomishoh/
おっさんが書いてた。
おっさんの他の記事見てみる。
モテればモテるほどなくしがちな4つの”あれ”
http://www.excite.co.jp/News/laurier/howto/E1456223070916.html
こんなタイトル見たらさり気ない中にも深い人間洞察がかいま見える記事で唸らせてくれるんだろうと期待するのが人情ってもんだ。
ところが…
(答)スマホの充電(理由はメールを頻繁にするから)
はたまた
(答)お金(デートを頻繁にするとお金がかかるから)
全ての答が元も子もなく、何のひねりもなく、ど真ん中直球で攻めて来る。浅く、安い。そして参考にならない。
まだ恋に恋してる思春期向けに書いてるのかなー。にしたってねー。「なかよし」や「りぼん」だってもう少し複雑な心理の綾を描いてると思うんだけど。
恋愛指南書ってみんなこんななのかなー?…って思った時、もう一つ別のその手のサイト思い出した。
そう、スゴレンhttp://www.sugoren.comである。昔とあるサイトのニュース欄からついついリンクを踏んでしまってしまってその度後悔してたあのサイト。今はどうなってるのでしょうか?
女の子が「この人、私に気があるな。」と思う瞬間9パターンhttp://www.sugoren.com/report/8/
「気になるあの子、俺のことどう思ってるんだろう?憎からず思ってくれているといいんだけど」
そんな気持ちを抱いて日々を過ごす男性も多いはず。さあ、この記事読んで女の子の無意識レベルで放つ微妙なサインをキャッチしろ!!
(答)やたら褒める
「そうか、やたら褒めてきたら俺に気があるかも知れない、その可能性が高いってサインなんだな。これは見逃しがち。貴重な情報だ。勉強になった」
って…なるかーい!
頼りないのになぜかモテる「母性本能をくすぐる男」の特徴9パターン
http://www.sugoren.com/report/1416574031269/
(答) 栄養が偏っていてガリガリに痩せているなど、生活能力に不安がある
そういう事例も世の中にはあるだろうけど…「ちょっとあの子の母性本能をくすぐる作戦で振り向かせて見ようかな?」と思いを巡らす男子がこれ読んで何かメリットあるのだろうか?
さて、皆様いかがだったでしょう?きっと両サイトは双方をライバル視してるのではないかと察っせられますが、外から見ると幼稚さの競い合いみたいです。
人の数だけ恋愛のパターンはきっとある。あなたの恋愛はあなただけのもので、攻略法もあなた自身が見つけ出すしかない。他人のアドバイスなど期待するだけ無駄ってことですかな?
いや、そんなことはないと思う。その辺の人でも普通にもうちょっと次元の高いアドバイス出来るはず。
今後も両サイトともにそののぶっ壊れ具合を見守っていきたい。
(よく知らないけど)鳥肌実のこと [文化]
鳥肌実の名前を知ったのは、雑談でもネットでもなく、とある劇団(仮にHJとする)からとあるイベントに呼ばれてそのHJの制作チーム(仮にHTとする)の代表のRさんと打ち合わせしていた時のこと。打ち合わせついでな雑談の中て
「RさんはHJやる前は何かやってたんですか?」
「鳥肌実を」
「へえ(初耳)。で、その鳥肌実って方は何をする方なんですか?芝居?コント?」
「演説です。」
「え?」
「演説です。」
「演説…演説?」
「演説です。」
ということで強烈な印象とともに鳥肌実という名前を刻みつけられる1幕があったわけだ。
その後、鳥肌実の事務所で制作手伝いしてた人がわが劇団のスタッフに加わったり、病気マンが鳥肌イベントの前座で呼ばれたり、ツイッターのプロフィールに「好きなもの:ゴキコン」って書いてくれる人が同時に鳥肌実のファンだったり、オメスの彼女(当時)が強引なナンパを受けあの車に押し込まれそうになったりして、直接の絡みはないけど身近なところで名前を頻繁に聞くようになっていった。
で、最近見つけたまとめ記事
右翼的なものをネタで、パロディとしてやってるのかと思ったら、ガチだった。がっかりした。ゆえにシールズ的なものに冷笑的な立場を取る今までのサブカル的なノリは死んだ。これからはポップ文化も意識高くなきゃダメという論旨はまあむちゃくちゃでマジメに読む価値などないんだけど…
ネタかガチなのか?パロディなのか真剣なのか分からない一線をキープするってのは俺もやってること(右翼ネタじゃないけど)なので、その一線を守るのによりシビアなバランス感覚が求められる時代になって来ているのはひしひしと感じているので、その点だけにおいて興味深い。
イベント用短編作品で、シャム3兄弟のコントがあり、人生の苛酷さ、境遇の辛さを吐露した後、「これも政治が悪いんだ!」と、ものすごいテンションで政治の悪口は吐きまくるという展開があり、「あー、不幸な境遇をすぐ政治のせいにする人っているよねー」というのを踏まえたギャグであり、「小渕(当時)死ねー」とか叫ぶと「あー、くだらねー」という笑いが起こったものだが、今この作品を再演するとして、「安倍死ねー」と叫べばギャグになるか?というと、ならない。あの時は「おぶち死ねー」って言葉聞いただけで「何言ってんだこいつは?バカか?」って空気になったのだが、今はならない。ネタとガチのバランスの感覚が以前と変わってきてるのである。
まあ変わったら変わったで別なバランスで勝負するだけだが。我々は、ね。
で、鳥肌氏はそのバランスの取り方に失敗したのか?彼の演説作品とやらを一度も見たことないので、それについては何も言えない。